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2008年版ものづくり白書に掲載の業種別鉱工業生産指数─この先繊維工業・衣服製造業が消滅の予感

2008年6月10日に2008年版ものづくり白書が公表された。書中の図111-3に業種別鉱工業生産指数が示され、繊維工業はほかの業種と比べて、1998年以来10年間を通じて一貫してマイナスを続けて、典型的衰退カーブを描いており、厳しいと同時に淋しい限りである。 ─なんじゃこれは!特異マイナス線だ!どこまで低落するのか?この原因は何だろう?業界に打つ手はないのか?あと10年持つだろうか!!─ angrydespairsad
10年後については堺屋太一著「平成30年」には、繊維工業はとうの昔に消滅したことになっているのだが…。

淋しかり 繊維工業 ただ独り 下落の途を 描くぞ悲し   朴粋

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2008年版中小企業白書によれば、経済産業省「工業統計表」に基づき、業種別の出荷額動向を見てみると、衣服・その他の繊維製品、木材・木製品、家具・装備品、繊維工業で1997年から2005年の間の減少幅が40%を超える(第1-1-23図〔2〕)。また、経済産業省「鉱工業総供給指数」を業種別に見ると、繊維工業10では1997年から輸入浸透度11が大幅に上昇している(第1-1-24図)。これらのデータを総合すると、衣服・その他の繊維製品等の内需型製品を製造し、海外製品と競合している中小企業の多くは厳しい経営環境にあると考えられる─と述べている。
同白書の第1部のまとめとして、第1部では、我が国経済の全般的動向や中小企業の景気動向を分析した。2007年度においては原油価格の高騰や建築着工件数の減少といった外生的ショックが中小企業の業況を押し下げる要因となったが、中小企業の利益率が低迷している原因としては、こうした外生的ショックの影響だけではなく、中長期的な労働市場の変化が生じる中で家計消費が伸び悩んでいることや東アジア諸国を中心とした海外との競争の激化など、我が国の経済構造の変化が影響していると考えられる。こうした状況を踏まえ、今後とも原油価格の高水準での推移等による中小企業の業況への影響に十分注視する必要がある一方、中小企業の業況を改善していく観点から、中小企業の生産性の向上を図り、利益を確保できる事業基盤の強化を図ることが重要である─と述べている。

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